生まれて最初のわたしの贈り物は、芍薬の花を先生に。

人は生きていて最初の受ける贈り物は名前だと思います。

その後、さまざまな贈り物を受けながらやがて自分も贈るようになります。

たぶん最初はお母さんへの贈り物でしょうか?

 

わたしの子供時代はそれほど贈り物が生活に浸透していなかった時代でした。だから贈り物よりも手土産が多い時代だったと思います。また近所の人からのおすそわけなど。

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記憶ではわたしが初めてした贈りものは小学一年生になってしばらくしてから、母から芍薬を先生に上げなさいと持たされたことだと思います。裏庭の井戸端の花壇に毎年咲く、ピンクと白の芍薬でした。

先生は大げさに喜んでくださいました。

 

わたしは他の生徒と違い一つ山を越えて通学していました。それで学校に行く途中でとった薄紫の清楚なつつじを持って行って先生に上げたらとても喜ばれたので、また次の日も先生に上げる、といって姉を困らせていました。

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”毎日お花を上げると先生も困るんよ、”と。

 

子供も人に喜ばれるのは好きなんですね?

このつつじは今でも大好きです。早春に咲き、オレンジがかったつつじはそのあと5月頃に咲きます。

わしが上げた贈り物と言えばこれが最初だと思います。